ぼくらはまちの探検隊



水色チーム

このまちの、おばけをさがしなさい

二回目 最初の探検

いよいよ探検開始。隊員の行動力に隊長は正直びっくりしたよ。
まずは幼稚園。幼稚園の広場のかたすみに、たたずむお地蔵さんを発見。写真をぱちり。


次に上原商店街を歩く。隊長を尻目に、隊員たちはどんどん建物と建物の間のすき間に入ってゆく。

「ここの(すき間の先に住む)おばあさんはこわいんだよ。」
と隊員たちはそれぞれのすき間の性格まで知っている様子。
隊長は何回も一人で上原商店街を歩いたけど、こんなに建物のすき間があるなんて気づかなかった。確かに建物と建物の間のすき間って不思議だよなあ。そうか、隊員たちの目線は隊長より低いから見つけられるのか。その後も隊員たちは隊長より低い目線とスリムな体を活かし、どんどん「おばけがいそうな場所」を見つけ、入り、写真を撮る。男子隊員たちは特に活発。
その他にもとても古そうな建物があり、これも写真に撮る。


次に歩いたのは地蔵通り商店街。
「地蔵通り商店街」という名前だけあって、地蔵が二ヶ所にあった。写真を撮り、スケッチをする。ここが隊長の考える「おばけのいそうな場所」だった。でも隊員の反応はいまひとつ。そっか、この地に住んでいる隊員にはけっこう当たり前な場所なんだなあ。


地蔵通り商店街の近くでは、参道と門だけが残った神社を発見。こりゃなんだ、とみんなで不思議がっていると通りかかったおじいさんが、神社の本殿だけが移転したのだと教えてくれた。


隊員が一本足で立ち、隊員の「おばけ写真」をパチリ。かわいいおばけ写真ができたね。


なおも歩いていると、まちの人が「向こうに焼けた家があるよ。」と教えてくれた。そこへ行ってみると、確かに真っ黒こげになった家が。隊長もこんな所があるとは知らなかった。焼けた家は隊員にとってもかなりのインパクトがあったようだ。


最後に通った線路の下には、うす暗い空間が広がっていた。うーん確かにおばけがいそうだ。でもよく見ると車がたくさん停まっているし、中で働いてる人もいるみたいだぞ。みんなでこわごわ中をのぞいていると、するりと柵の間をすり抜けて、中に入った隊員。このすき間の幅じゃ隊長の片足しか入らないなあ・・・。またもや隊長にはまねできないワザが繰り出されていた。


かなりもりだくさんな探検だったなあ。いっぱい歩いた。


どうやら隊長の考える「おばけのいそうな場所」と隊員の考える「おばけのいそうな場所」は違うことがわかった。じゃあそれぞれの違いを次はもっと考えよう。