緑チーム
冬休みの宿題
せっかく探検して集めた情報や発見を忘れないうちに整理して分析してみよう、ということに。楽しいクリスマスやお正月の合間を縫って、隊員たちは頭をひねった。建物の用途を示すカラーシールと階数が記録された地図、そしておもしろい建物の写真とデータ。それらを見てわかったことを、1つにつき1枚のポストイットに書き出していった。
3回目 宿題まとめと地形模型づくり
隊員たちが冬休みに書き出した「まち探検」からわかったことを、1人ずつ読み上げていく。他の隊員と同じような分析結果もあれば、自分が気付かなかったことを他の隊員が見つることもあり、5人の知恵を集めるとなかなかのものに。計50枚のポストイットを内容を見て、グループ分けする。
この日は、次に大きな仕事が待っていた。みんなが探検している起伏に富んだ上原のまちの地形を、模型で表現しようというのである。実際、小学校自体が傾斜地に建っている。学校の東側の商店街はまちの中で一番高いところにあり、そこから東西に伸びる脇道は両側とも下り坂という有様である。さて、大きく拡大された地図を貼った2枚のスチレンボードを、等高線に沿ってカッターで慎重に切っていく。くねくね曲がる等高線どおりに切るのはなかなか至難の技だ。女子隊員は手際よく切り進む。男子隊員はゆっくりながらも休みなく手を動かす。切り口にヤスリをかけ、最後に切ったものを地形どおりに組み合わせ、のりで貼り合わせる。上原にある複雑な尾根と谷を理解していなければ間違ってしまいそうだ。代々木高校があった敷地の西側は急な坂になっている。代々木上原駅も坂を下った谷底にあることが、あらためてわかった。
8チーム分の模型を合わせると巨大な上原の地形が姿を現した。それを囲んで、一同感慨にふける。
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