ぼくらはまちの探検隊



ピンクチーム

まちにさわろう

冬休みの宿題

せっかく撮った150枚の写真達が、どこの何だったか忘れてしまう前に、記録を残すための宿題をやってもらいました。ピンク班サーベイシートと題し、A5サイズの中に写真を貼る欄、写真の番号と名前、色、何でできているか、さわってどんな感じがしたか、基本的なデータをすべて書き込んでもらう作業です。さらにそれを地図にチェック。一人約30枚・・・大丈夫かな。

三日目 2005年1月

 やっとまちを写し取るのかと思いきや、今日は地図の等高線を切り取って模型作りです。班ごとに作ったものが、全体で合わせると大きな地形模型に!・・・なるはずの全体作業。本当に小学生ができるのか大人達は内心ヒヤヒヤでした。
 宿題をまず見せてもらい、皆思った以上にちゃんと作業をしてくれていて安堵。他の班と違って、好きなデティールをかなり自由に撮らせたためかソトコト撮影班のダイスケさん(プロの写真家!)に写真をほめて頂き、皆上機嫌。
 その後図工室に移動し、作業開始。男子班は赤い線、女子班は青い線の入った等高線を、カッターで切り抜いていきます。5ミリの厚みのスチレンペーパー(発泡スチロールのきめ細かいものが板状に加工されたもの)に貼られた地図ごと、細かい曲線で切るのは、建築学生でもけっこう手強い。でもまあ、断面のがたがたなんて気にしない。結構早く切り抜き終了。
 隊長がのり付け前の組み立てに苦戦している間、隊員達は余ったスチレンボードで喜々として遊びだす。引っ張りあって強さを競うスチレンボード相撲をしたり、手形に切り抜いてジャンケンを始めたり、接着剤をもって「のりのり(糊糊)マンの歌」を歌ったり。
 組み立てが終わったので、のりのりマンにのり付けをしてもらいました。模型の裏側にできる空洞に、相撲遊びで細かくなったスチレンボードを貼付け、高さを合わせて無事完成。手形ボードに細長い余ったボードをくっつけて、指差し棒も無事完成。ソトコト4月号の写真で村松博士が持っているのは、そのときの指差し棒です。
 子供らが給食の準備に消えた図工室で、すべての班の模型を合わせてみる隊長達。・・・合わない。小さなミスの積み重ねが、大きなズレになって出てきます。大概は、模型の下に入れたボードの数が間違っていて高さがズレるのが原因でした。焦って直し、無事完成です。
 給食の後、模型をグランドで繋げ、地形に関する簡単なレクチャー。屋上にも上ってみて、上原地域の坂道の多さや景色と地形の関係を感じてもらった一日でした。