
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
京都調査
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
京都は、町家をはじめとした様々な建物、鴨川や小さな水路、地下水といった豊かな水、祇園祭などの祭事や多様なコミュニティーなど、豊富な「遺産」を有しています。
京都フィールドワークショップでは、2011年から京都精華大学の学生とともに京都のまちを歩き、「遺産」を発見する調査を行っています。京都の遺産として広く認知されている名所のみならず、従来あまり目を向けられてこなかった日常空間にも「キョウト遺産」を見出すことで、古都京都の新たな姿を描き出しています。
2011年6月には、六角通・三条通・西洞院通・鴨川に沿った4本の帯状の地域を対象に、日常の京都の都市空間を構成する複数の要素に共通するデザインを見つけることを目的として、調査を行いました。その結果、上記の各地域において「おこしやすのデザイン」などを見出すことができました。
そして、同年7月には、上記地域と山鉾町を対象として、祇園祭という都市祭礼に際し、京都の都市空間の変化を捉えることを目的として、調査を行いました。その結果、各山鉾町において、山鉾を中心とした生態系(エコロジー)を見出すと同時に、祇園祭を構成する要素が山鉾町から遠のくにつれてその質が変化していることを確認することができました。
2012年6月下旬にも、南北を三条通と四条通に、東西を鴨川と西洞院通に囲まれた地域を対象に、“風”をキーワードとした調査を行う予定です。
|
 |
2011年6月調査の調査風景 |
 |
2011年7月調査の調査風景 |
|

|

|